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2007年5月31日 (木)

ハワイ10月16日:「敬子(ゆきこ)と愛のチェロ」

ハワイ
10月16日:「敬子(ゆきこ)と愛のチェロ」
 Kさんは、亡くなられた奥さんの闘病記と、チェロ演奏について400ページくらいの大作を出版された。その紹介を自主企画され、船に持ち込んだチェロも演奏するオマケつき。熟年が30名くらい集まり、みんな感動。
 ケニアを過ぎた頃、Kさんと食事しながら本の話になり、貴重なこの本をお借りした。いつもと違い一気に読んだ。返す際には、食事のあとデッキで2時間以上、本に載っていない話も聞かせてもらった。

ハガキ大の奥様の写真をポケットから取り出し「ゆきこに、こうやって海をみせてやっているのですよ」と写真を窓から海に向けたときには、ジーンときた。
「健康のありがたさは、失って初めてそのありがたさが分かる」といわれるが、夫婦も同じだな、としみじみ思った。Kさんの話は、私に対する「生きている間に奥さんを大事にしなさい」というメッセージだったのかも知れない。反省しきり。
問題は帰国しても、この感動を忘れないで、素直に振舞えるかどうかだ。「ピースボートの旅行で変わった」と言われるように頑張ろう。

10月17日:しゃべり場「あなたにとっての憲法9条は?」
 ピースボート事務局の主催する企画とは別に、自主企画でも憲法改正のテーマが取り上げられていた。配布された資料によると「憲法9条改憲に反対する『九条の会』(2004年発足)」の立場をとる人の企画だった。企画者の話が多くて、あまり質問や意見を言う人が少なかった。シニアも若者たちの反応もイマイチだった。
私の意見は、憲法改正の問題について、専門家が我々素人に対して、もっと分かり易い説明をして欲しいと願うのみだ。今のままでは、同じ議論の土俵で議論されていないように思える。若者たちが議論に入ってこない、という問題以前のような気がする。

 「安倍内閣は短期政権に終わり、小泉さんが再登場して憲法を改正する」という立花隆の大胆な予想もある。この予想が当たるかどうかも興味のあるところだが、そもそも政治の世界は、コンピューターに乗らない人間くさい要素があるので、予測不可能の世界だと思う。だから政治評論家が食べていけるのだ。

 大学時代、故京極純一教授に「政治とは、ルールの当てはまらない世界だ」と教えられた。政治の世界では「何でもあり」だと言われる。最近の「刺客」の一件では「昨日の敵は、今日の友」という言葉が改めて引用されているが、まさしく政治の世界では、何が起きても不思議はない。予測不可能な世界なのだ。
政治の世界は権力闘争だから「誰が」提言している政策が採用されるかが問題だ。政策の中味、コストには関心がない。特に官僚は、コスト意識がまったくない。企業活動の世界では、企業間で競争しているので、コストを無視して議論は出来ない。ここが政治と企業活動との大きな違いだ。

このシリーズは「団塊世代100日間世界一周の船旅-定年後のリフレッシュ」(多田 稔著)として文芸社から出版されます。書店でご覧いただければ幸いです。7月初めより店頭に並びます。

2007年5月12日 (土)

第八章 サンフランシスコから横浜まで

第八章 サンフランシスコから横浜まで
10月11日サンフランシスコ 
メキシコ観光のあとダラス経由サンフランシスコに合流した。サンフランシスコ空港からバスで市内に入り、ツィン・ピークスはじめゴールデンゲイト公園などの市内観光。
ツィン・ピークスへの途中にはゲイ(注)の地区があって、中にはゲイと宣言するための旗をベランダに掲げている家もある。
ガイドによるとゲイは一目見て分かるという。バスの中から「あのバス停に立っている人はゲイですよ」というが、我々には見分けがつかない。
(注)ホモとレスビアンの総称
「どうしてゲイと分かるのですか?」
「髪の毛を短くしていてこぎれいな人はゲイです」とのこと。

ゲイはきれい好きで家のまわりもきれいにするので、ゲイの地区の家賃は他に比べて高いという。30年前駐在員でニューヨークの郊外の一軒家に住んだとき、落ち葉拾いなどきちんとして家のまわりをきれいにしておかないと、近所から苦情がでた。
その時の理由がきれいにしておかないとその地区の家の値段が下がるからという説明を受けた。同じ理屈に納得。

サンフランシスコの人口80万人のうち14万人がゲイで、しかもゲイが増えているという。きれい好きを集めれば土地・家の値段が上がるからという。
市長も選挙で当選するにはゲイの力がいるので、無視できない。「現在の市長もゲイかと言われた時期もあったが、結婚したと思ったらすぐ離婚。そのあと彼女がいるとかで、何がなんだか分かりせん。まあ、どうでも良いことですが」

ちなみに花屋さんの多くがゲイだという。きれい好きなことと家を花でかざるのが好きなことと関係があるかもしれない。
それにしても、人口の2割近くがゲイとは。また、中国人は20万人というからすごい。しかも、1億円はするという高級住宅の多くは中国人が所有しているという。サンフランシスコはゲイと中国人の街?

フロントで一列に並んでチェックアウトをしていた時。次は私の番だった。後ろには外人の初老の紳士。
私の番になってカウンターで手続きをしてもらっていると、同じツアーの人(日本人)がいつの間にか私のそばにいる。あれー?確かに私の次には外人が並んでいたのに、と思って後ろを振り返ると、その外人が不機嫌な顔をしている。
とっさに「皆さん順番に並んでいるようですよ」と。彼はばつの悪そうな顔をして最後尾に並びなおした。ヤレヤレ日本人の観光客は・・・。

88歳のお兄さんと77才の妹さんが、フィッシャーマンズ・ワーフをゆっくり、ゆっくり散歩していた。妹さんがお兄さんを抱えるように支えて。
観光地のわりには、現地の人も観光客もゆったりペースのフィッシャーマンズ・ワーフ。ここは二人のペースにあった場所のようで見ていても安心できる。

フィッシャーマンズ・ワーフのピア(埠頭)39番には数十軒のレストランやみやげ物屋が集まっている。ツアーの昼食に入ったレストランで、皆が窓に集まって「あー!オットセイがいる」と叫びながらシャッターを切っている。
なんとポンツーン(すのこ状の板などを海の上に浮かべたもの)に数十匹のオットセイが昼寝をしている。そばを観光船が通ってもびくともしない。

ダルメシアンの親子を正装させてベンチに座らせ、観光客に写真をとっている。犬好きにはこたえられない記念写真になる。
例外なく撮影が終わったらワンちゃんを撫でていく。当然チップとして何がしかのお金を渡している。犬権侵害の感じがするが、フィッシャーマンズ・ワーフでは風物詩のように自然に見えるから不思議だ。

このシリーズは「団塊世代100日間世界一周の船旅-定年後のリフレッシュ」(多田 稔著)として文芸社から出版されます。書店でご覧いただければ幸いです。7月初めより店頭に並びます。

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